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昨今のガスクロ分析分野はガスクロマトグラフ‐質量分析計(GC-MS)が主流ですが、真にGC-MSを必要とする日常の分析は極めて少なく、ほとんどが単用機として使用されています。SRI社のガスクロは、高価で操作に高等技術を必要とするGC-MSに変わり、注入口と検出器の選択で、その特性に拠って高精度の定性と定量を実現します。装置にはWindows上で作動する“PeakSimple”ソフトが無償で供与され、装置制御およびデータ処理は元より、最大4台のGC/HPLCに対応出来ます。簡素で小型・軽量なSRI
GCは屋外測定に適しています。 |
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● 110 筺体・・・・・・・・ 検出器、注入システムなど、外付アタッチメントを搭載用筐体
加熱トランスファーラインも取り付け可能 他社製品にも接続可能 ● 310 GC ・・・・・・・・・ 本体外寸:
31.7( 幅 ) x 36.8( 奥 ) x 31.8( 高 )cm オーブン内寸: 13( 横 ) x 19( 縦 )cm
最大カラム巻径 12cm( 約 5 インチ ) 最高使用温度: 400 ℃ 無制限段階昇温度プログラム可能 ガス系制御:電子圧力制御(
EPC ) ● 8610C GC ・・・・・・・ 本体外寸: 49.5( 幅 ) x 36.8( 奥 ) x 31.8( 高
)cm オーブン内寸: 20( 横 ) x 19( 縦 )cm 最大カラム巻径 17cm( 約 6.5 インチ ) 最高使用温度:
400 ℃ 無制限段階昇温度プログラム可能 ガス系制御:電子圧力制御( EPC )
廉価で、高性能です。小型・軽量です。
堅牢です。 多種類の注入口を揃えています。 多種類の検出器を揃えています。
2年間保証付きです。 |
使用目的別カスタムGC
廉価な実習教育用GC
《技術講座No.1505》
この2物質は、ガス状ですと比較的安定しており、検出・定量にさほど問題は生じません。しかし、水中およびVOC-11など多成分と混合している場合は、極めて難しい分析になります。特に、ラボ内で大掛かりな装置を使用する場合は、かなりの精度で測定できるとの報告がなされていますが、土壌汚染対策法に準じた現場での分析では容易ではありません。
塩化ビニルモノマー(VCM)ガスクロトグラフ
塩化ビニルモノマーは沸点―39℃の気体である為、水中に溶解された低濃度のそれを検出・定量するのは極めて困難です。土壌汚染対策法に準じて、 土壌ガス中のVCM
0.1ppmの定量と、地下水中のVCM 0.002mg/Lを紹介いたします。 |
1.. 土壌ガス中のVCM
装置・注入口 |
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クールオンカラム、シリンジ注入法 |
・検出器 |
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Channel-2: 光イオン化検出器(PID) |
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Channel-3:
乾式電気伝導度検出器(DELCD) | |
2. 地下水中のVCM
装置・注入口 |
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クールオンカラム、シリンジ注入法 |
・検出器 |
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Channel-2: 光イオン化検出器(PID) |
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Channel-3:
乾式電気伝導度検出器(DELCD) | |
これは基準値2ppbに焦点を合わせ、低濃度領域用のプログラムで測定したものです。
【備考】ガスクロには、チャンネル2に光イオン化検出器(PID)、チャンネル3に乾式電気伝導度検出器(DELCD)を使用しています。チャンネル1には水素炎イオン化検出器(FID)をセットしましたが、感度が悪く、また溶媒(メタノール)を検出してしまう為、溶出時間の早い塩化ビニルモノマーは溶媒ピークに隠れて測定できません。
塩化ビニルモノマーは沸点―39℃の気体である為、水中に溶解された低濃度のそれを検出・定量するのは極めて困難です。これは基準値2ppbに焦点を合わせ、低濃度領域用のプログラムで測定したものです。
検出器には、チャンネル2に光イオン化検出器(PID)、チャンネル3に乾式電気伝導度検出器(DELCD)を使用しています。チャンネル1には水素炎イオン化検出器(FID)をセットしましたが、感度が悪く、また溶媒(メタノール)を検出してしまう為、溶出時間の早い塩化ビニルモノマーは溶媒ピークに隠れて測定できません。